都内の水族館レポ第5弾!
今回は住みたい街ランキングで人気の吉祥寺にある井の頭自然文化園!
本園と分園に分かれており、本園は動物園、分園は水鳥や魚などの水棲生物をメインとしたエリアになっています。
水族館は小規模ですが分園内に水生物館としてあります。
規模も小さく、本園が動物園なので水族館というよりは水族館付随施設といったところです。
こちらは葛西臨海水族園と同じ都の運営する施設のため、入園料が安く無料開園日もあるのでお財布に優しいです。
チケットは本園分園共通で、1日で両園回りきれない場合はもう片方の園を別日に回ることも可能です。
では園内の様子をさっそく見ていきましょう!
基本情報
入園料 一般400円
中学生150円
65歳以上200円
(その他割引などあり、詳しくはHP参照)
営業時間 9:30〜17:00(各園入園は16:00まで)
休園日 月曜日(祝日の場合は翌日)
年末年始
アクセス 吉祥寺駅南口から徒歩約10分
URL https://www.tokyo-zoo.net/zoo/ino/
駅からやや離れているので、
駅から分園へのアクセス方法と
分園→本園への行き方を紹介します。
南口のエスカレーターを降りたら直進し、丸井の前の信号を渡りましょう。
信号を渡って右に曲がると写真の通りがあります。
この通りをひたすらまっすぐ進み階段を降って井の頭公園に入ります。
そのまままっすぐ進むと写真の橋が見えてきますので渡りましょう。
最初の橋を渡りきると右手側に井の頭自然文化園(分園)の入り口があります。
次に分園から本園へのアクセスの仕方です。
先程紹介した入口とは別の出入り口が分園の奥にありますのでそこから分園を出てください。
出ると写真の階段が見えますので登りましょう。
最初の階段を登り切ると道が分かれていますがそのまままっすぐ進んでください。
すると写真の歩道橋が見えてきます。これを渡ると本園到着です。
ちなみにベビーカーを利用している方は分園の目の前にある階段の左側から坂でも上がれるようになっています。
この坂をまっすぐ進むと信号があるので渡って左側に進んでいくと本園に着きます。
本園→分園の順で回りたい方は吉祥寺駅南口のエスカレーターを降りたら右に進みましょう。
右に進み続けると写真の交差点に出ます。
2回信号を渡って対角線上(ステップステップのところ)まで渡ったら、大通りに沿って10分程歩いて到着です。
本園→分園へは先に紹介した分園→本園の道順の逆のプロセスを辿れば大丈夫です。
どちらの園にも外に地図があるので不安な方は確認しましょう。
分園レポ
まずは水生物館がある分園から見ていきます。
先程紹介した入口から入ると正面にはサギやカモなどの水鳥たちが展示されているケージが続いています。
一方、入口から見て左手側には池に面した橋が架かっており、橋の上から白鳥などが見られます。
右手側には自然に囲まれた遊歩道があり、井の頭池の景観を楽しむことができます。
文化園自体が公園の一部なのでそういった場所を歩くだけでも自然をいっぱい感じられてリフレッシュできますよ。
そして水鳥を見ながら自然の中を進んでいくと一番奥に水生物館があります。
館内に入ってまず目に入るのがこの水槽
何がいるのかと思いきやまさかの蜘蛛です!
水槽を見てよく拒否反応を示しているお客さんがいますが実は貴重なんです。
その理由はこの蜘蛛が水中で生活できる唯一の蜘蛛「ミズグモ」だからです。
世界で一種だけって思うと蜘蛛が苦手な人もすごい蜘蛛に見えてくる、、、かも?
そしてミズグモ水槽の横にあるのがこちらの水槽
一見普通の水槽に見えるのですが、
実は他にはない珍しい展示が見られるんです。
というのもこの水槽の中には魚の他にヤマセミとカイツブリという水鳥が展示されています。
そしてその水鳥が餌である魚を捕らえる瞬間がなんと見られるんです!
水族館の中にはイベントとして生き餌を与えるパフォーマンスなどを実施しているところがありますが、常設展示で捕食するシーンが見られる展示はなかなかありません。
魚にとっては捕食者と同じ水槽というのはたまったものじゃありませんが、自然環境を忠実に再現した展示になっていますので必見です!
と言っても捕食のタイミングは水鳥たち次第なので見たい場合は根気強く待ちましょう。
水生物館には水鳥や淡水魚の他にもカエルやイモリなどの両生類、タガメなどの水棲昆虫類も見られます。
こちらのカエル水槽はなかなか作り込まれていて、カエルの水槽にしては他の水族館より大きく見応えがあります。
そして館内も半分を回り終盤になると水生物館の人気者が姿を現します。
天然記念物のオオサンショウウオです!
ディスプレイに同化していて見つけづらいかもしれませんが、大きいのでよく見ればすぐ見つかります。
かなり稀ですがあくびをすることもあるらしいので人がいなかったらサンショウウオと同じく水槽の前でジッとして、しばらく観察してみてはいかがでしょうか。
そして分園のレポはここまで!
淡水生物がメインなので地味に感じる方も多いと思いますが、水生物館は近年の環境変化などで絶滅の危機に瀕している在来種の繁殖や保護に力を入れているため、こういった展示になっているのは取り組みの現れなんです。
その分、自然環境が作り込まれている水槽が多く、日本の水景が好きな方にはたまらないと思いますよ。
本園レポ
ここからは本園のレポになります。
大型の動物はいませんが小〜中型の動物は多く展示されています。
2016年までは国内最年長のゾウ「はな子」がいたのですが亡くなってしまいました。
多くの人たちに愛され井の頭自然文化園のシンボル的な存在だったため、吉祥寺駅の前には「はな子」の像が立っています。
では本題に戻って本園で見られる動物をピックアップして紹介していきます。まずは水族館の人気者!
ペンギンです!
種類はフンボルトペンギンで葛西で生まれた個体が井の頭に運ばれてきて展示されています。
そして次も水族館ではおなじみの動物!
カワウソ!
種類はユーラシアカワウソです。
忙しなく動いている姿がたまりません。他にも水族館でよく見かけるカピバラなんかも本園では見られますよ!
あと水族館とは関係のない動物ですがリスの展示が面白いです。
このような大きな飼育ケージの中に来園者が入り、リスを身近に見ることができるようになっています。
こちらは木の上で餌を食べている様子。リスは足元を走り抜けたり目の前の木や巣にいたりするので注意深く観察してみましょう。
そしてもう一つ面白かった展示がこれ!
パッと見理解不能ですが解説パネルにはヒトの文字が。。。
そう、これは真ん中の鏡に自分を写して、
あたかも自分が檻の中にいるように見せる展示です。解説もクスッと笑えるので来園した際には自分を写して写真を撮ってみてはいかがでしょうか。
ここで紹介した動物たち以外にも、サルやフェネックなど多数の展示動物で充実している本園ですが、園内には動物園の他に資料館や彫刻館、ミニ遊園地なるものがありますので最後にざっと紹介していきます。
こちらは資料館。
中にはネズミなどの齧歯類を展示しており、子供用の絵本コーナーもあります。
2階にはテラスがあり天気の良い日には椅子に座ってお弁当を食べるのもいいかもしれません。
木で見えにくいですがこちらは彫刻館。園内の林の奥の方にあります。展示されている彫刻の中にはかなり巨大なものもあるので興味がある方はぜひ立ち寄ってみてください。
サルの展示の奥にあるのがミニ遊園地です。
小さな子供向けの遊園地と言ったところでしょうか。こちらは他の施設と違ってアトラクションごとに別途料金がかかります。
また園内には2箇所カフェがあり、天気の良い日には軽食を買って園内で食べるなんてのもありです。はな子カフェの方は平日と休日で営業時間が違うので注意しましょう。
まとめ
水族館という観点だけで見ると規模も小さく、日本の淡水生物がメインなので少々物足りないと感じるかもしれません。
しかし、水鳥の生態環境を忠実に再現した水槽やオオサンショウウオなど見応えのある展示もしっかりあって、館としての個性がちゃんと展示に反映されています。
本園に行けばペンギンやカワウソ、カピバラなどの水族館ではおなじみの人気動物が見られるのも嬉しいです。
そして何と言っても動物園や資料館、彫刻館などの施設全てを400円で楽しめてしまうのだから驚きです。
しかも年に3回ある無料入園日(5/4みどりの日,5/17開園記念日,10/1都民の日)に行けば、タダですからね。
また紹介仕切れませんでしたが、生き物やその生息環境について学べるイベントプログラムが随時開催されているので、興味がある方は参加してみてはいかがでしょうか。
たくさんの生き物たちと出会え都会にいることを忘れさせてくれる井の頭自然文化園。ぜひ、足を運んでみてください!
最後まで読んでいただきありがとうございました。