都内の水族館レポ第4弾!
サンシャイン水族館は近年リニューアルし、大幅に生まれ変わった屋外エリアが話題の水族館です。
目玉はなんといっても天空のペンギン水槽!これを目当てに訪れた方も多いじゃないんでしょうか。
池袋にあるので気軽に行きやすく夜も営業しています。東京の水族館は夜まで開館しているところが多いため、休日じゃなくても仕事や学校の帰りに立ち寄れるのが嬉しいです。
今回は普段の館内レポに加え、現在開催中の特別展「へんないきもの展3」と館内の有料プログラムにも参加したのでそちらも紹介していきます。
基本情報
入館料 大人2200円
子供1200円
幼児(4才以上)700円
営業時間 シーズンによって変動
今のシーズンは9:00〜21:00
入館は終了の1時間前まで
休館日 なし
アクセス 池袋駅35番出口から徒歩約8分(以下に詳細)
東池袋駅6・7番出口より地下通路で徒歩約3分
東池袋四丁目停留所から徒歩約4分
URL https://sunshinecity.jp/aquarium/
池袋駅からのアクセスがややわかりづらいので35番出口からのルートを紹介します。
地上に出たらまっすぐ進み、写真の信号を渡りましょう。
信号を渡ったら直進し下の写真のところまで進んでください。
真ん中の柱の右奥にエスカレーターがあるので
降りてください。降りたら一本道なので道なりに進みましょう。
ここまで歩いたら左に曲がり、エスカレーターで2階へ。
上のような入り口が見えると思うので入って直進してください。
ここまで進んだら左へ
この案内パネルが見えたら矢印に従って右へ
エレベーターで水族館の階に行けば到着です。
特別展レポ
まずはこちら!
「へんないきもの展3」
別途400円の料金がかかりますが(水族館に入らず特別展だけに入場する場合は600円)なかなか面白い特別展です。
こんな感じで見た目が不思議な展示生物もいます。
しかし、地味な見た目をした生き物や身近な生き物たちが、実は変わった生態を持っているということがわかるのもこの特別展の面白いところ!
貝を捕食する貝
実は◯◯◯◯だったタラバガニ
エイリアンのような口を持つ◯◯◯
など驚きの連続です。
解説は生態が理解できて面白いのはもちろんのこと、解説文自体が読み物として面白いので思わずクスッと笑ってしまいますよ。
ただ、展示自体は先ほどの写真のように非常にシンプルです。解説文がメインみたいなところがあり、水族館の雰囲気や綺麗な水景を求めている方には少々物足りない展示だと思います。
しかし、これを機に生き物の生態に目を向けて見るのも面白いと思います。もしかしたら水族館の新しい楽しみ方が見つかるかもしれませんよ!
7/5まで開催しているのでぜひ立ち寄ってみてください。
館内レポ
続いては常設展示の方を見ていきましょう。館内は1階と2階があり、1階は大海の生き物たち、2階は淡水域も含めた水辺の生き物をメインに展示しています。
1階の屋外にはリニューアルされた屋上エリアが広がり、ペンギンやカワウソ、アシカなどの鳥類や哺乳類がメインで展示されています。
人気のアシカショーや天空の水槽でのペンギンを見ながらの生態解説などは、この屋上エリアで行うのでショーの時間が近かったら館内からではなく屋外から回るのも良いと思います。
施設の説明はこの辺にしてさっそく館内の方を見ていきましょう!
1階ですがこのフロアは海の水槽特有の色あざやかな展示が多く、見ていて癒されるものが多いです。中でも一番オススメなのがこちらの水槽
中規模の水槽なのですが洞窟をイメージしており、レイアウトが本当に素晴らしいです。
「洞窟に咲く花」と称されるこの水槽は、色彩も鮮やかで洞窟の奥行き感まで表現されているので圧巻ですよ。
そしてこの水槽には少し面白い魚がいます。それがこの子!
なんとこの魚、名前からもわかる通り光るんです!(写真は光った姿)
発光バクテリアと共生し目の下の発光器を光らせています。
わりと頻繁に点滅させているのでぜひ水槽の中のヒカリキンメダイを探して発光するところを見てみてください。
ちなみに私はこの魚を見るとスパイダーマンに登場するヴェノムを思い出してしまいます笑
さらにこの水槽の横にある「冷たい海」の水槽にはこんな珍しい魚も展示されています。
鼻が雑巾みたいなサメだからゾウギンザメと思ったあなた!ゾウ"ギン"です。キンじゃありません。私も最初は雑巾だと勘違いしてました、、、笑
恐らくゾウみたいな鼻とこの身体の銀色の光沢が名前の由来だと思います。どうやらまだ謎が多い生き物らしく、サンシャインでは国内初の繁殖を狙っているそう。
今日、公式Twitterでは産卵中との情報があったのでこれはもしかすると国内初あるかもしれませんね!期待です!
そして1階のメイン水槽と言ったらやはりこちら
背景を暗い色にしてどこまでも水槽が続いているように見せる手法を使っています。そのため実際のサイズより大きな水槽に見えるんですね。
ちなみに、これは水族館業界では有名な中村元さんのアイデア。さすが日本で唯一の水族館プロデューサーです。
この水槽では水中パフォーマンスも行われるのでショーの時間と重なった方はぜひ見てみてください!
そして今回、このラグーン水槽の餌やり体験に参加してきました。その様子は後ほどお伝えします。
盛りだくさんの1階ですが他にも、
クラゲのトンネルが幻想的な「ふわりうむ」などがあります。
クラゲは色んな館が美しく見せる工夫をしていますが、トンネル型の水槽でクラゲが見られる場所は、僕が訪れたところでは今のところサンシャインだけですね。
上を向いて見るクラゲはなかなか新鮮ですよ!
そして2階へ
2階は水辺の生き物ということで淡水域の展示がほとんどを占めます。
アロワナや亀などが展示されているこの水槽にはこんな生き物もひっそりと身を潜めています。
緑と同化して見えづらい時もありますがミッケ感覚でぜひ探してみてください。
2階には淡水魚や爬虫類の他にもカエルやカメなどの両生類、バイカルアザラシなどが展示されています。
バイカルアザラシは国内では2例目の赤ちゃんが生まれ、今月の15日から一般公開されるそうなのでこれを機に足を運んでみてはいかかでしょうか。
そしていよいよリニューアル後サンシャインの目玉となった屋外エリア
まさに都会のど真ん中に現れたオアシスです。
ちなみに夜になるとこんな感じ
ライトアップで日中とは違った姿を見せてくれます。
そして手前の滝が流れている大地にはこのエリアの主役「ペンギン」がいます。
緑の中にペンギンがいる光景は意外と新鮮ですよね。ペンギンって寒いところじゃなくても大丈夫なの?って思うかもしれませんが、展示されているケープペンギンは名前の通り南アフリカのケープタウンに生息しているため、この展示方法でも大丈夫なんです。
というかむしろ本来の生息域に合わせた展示空間になっていますのでご安心を。
余談ですが、私はペンギンが水族館の生き物の中で一番好きなのでペンギンについてはいつか別で記事を書きますね。
さて、話を戻して草原のペンギンの横にあるこちらの水槽がマリンガーデンの目玉、天空の水槽です!
いつ見てもうっとりしてしまいます。高層マンションを横切る姿はまさに空飛ぶペンギン。
こういった頭上を泳ぐペンギンの展示に関しては、実はサンシャインのリニューアル以前から行っている施設もあります。
しかし水槽を正面から見てもペンギンが空を飛んでいるように見えるのはサンシャインだけ!
高層ビルの屋上という水族館の中では今のところ唯一無二の立地を十二分に生かした展示手法は必見です。
ただ気をつけてほしいのが、19時になると「天空の水槽」での生体展示は終わってしまうのでそこだけは注意してくださいね。
マリンガーデンを楽しんでいたらアシカショーの時間が近づいてきました。
華麗なパフォーマンスを次々と決めていくアシカは見応え十分。最前列だとかなり近くまでアシカが寄って来てくれるのでオススメです。
時間も10分と短めなので滞在中にショーがある時はぜひ立ち寄ってみてください。
また、アシカ自体はショーの時間でなくてもマリンガーデンの水槽でいつでも見られます。
「サンシャインアクアリング」というドーナツ状の水槽を下から覗いて見るのがオススメ。
ちなみにこのエリアではアロワナとドラド(淡水魚)、ペリカン、ペンギン、アシカのフィーディングタイム(食事風景)や、カワウソのお散歩風景が見られるイベントなどが開催されます。
生き物たちの躍動する姿を見たい方や生態解説が聞きたい方はぜひチェックしてみてください。
有料プログラム餌やり体験レポ
最後にサンシャインラグーン水槽での餌やり体験の様子をご紹介!
こちらは有料プログラムで別途300円の料金がかかります。体験時間はおよそ20分です。
普段立ち入ることのできないバックヤードを通り、サンシャイン最大の水槽の上まで行って魚たちに餌をあげます。
指定の時間に館内1階の集合場所に行きいざ出発!さっそくバックヤードに入り、飼育員さんからの注意事項を聞いて調餌場のある2階へ階段で移動します。
調餌場に着いたらさっそく今回魚たちにあげる餌が登場!
色んな魚をブレンドした特製のお団子らしいです。中身はクイズ形式で飼育員さんから出題されるので参加してからのお楽しみ!
配布されるビニール手袋を装着して餌を受け取ったらいよいよ「サンシャインラグーン」の上に移動します。
水槽にかけられた通路の中程まで行き下を覗いてみると。。。
こんな感じで魚たちが泳いでいます。この水槽には約1000匹の魚がおり、水量は約240トンらしいです。
いまいちピンときませんが、この水量をお風呂で換算するとなんと3年半分くらいです笑
それだけの水量の水圧に耐えうるためにアクリルも13センチの厚さがあるみたいです。
巨大水槽ではどんなに近くに魚を感じてもそこには十数センチの距離があるんですね。。。
と変な回想は置いといて参加者にとっても魚にとってもお待ちかね!餌をあげる時間がやってきました。
参加者は各々与えたい位置に先ほど配られた団子を落とします。すると。。。
パシャパシャと魚たちが一斉に群がり餌を食べます。この時1階の水槽から見るとどんな様子なのかちょっと気になりました。
団子は1個だけなので餌やりはこれで終わり!
最後に調餌場に戻り参加者から飼育員さんへの質問タイムを経てイベントは終了。
あっという間の20分でしたが、300円で普段体験できない餌やりやバックヤードの見学ができるのはお得に感じました。
水族館の裏側が見たかったり水族館のことをもっと知りたいと思ってる方にはオススメです!
参加したい方はチケットカウンターで手続きができますのでぜひ!
ちなみにサンシャイン水族館にはもう1つ探検ガイドツアーという有料プログラムがあります。こちらは500円で所要時間も50分と今回紹介したプログラムよりもボリューミーなプログラムになっています。
内容は飼育員さんによる生き物たちのエピソードを交えたバックヤードツアーだとか。
気になる方はぜひこちらも参加してみてはいかがでしょうか!
まとめ
まさに天空のオアシス「サンシャイン水族館」ド派手なイルカショーや超巨大水槽はありませんが、様々な工夫が施された展示はどれも見応えがあります。
とくにビル群を飛ぶペンギンはここでしか見られませんよ!
サンシャインは今回紹介した特別展や水族館ホラーナイトなどのイベントを多く行っている館なので、定期的に訪れたくなる水族館です。
今月の19日までは「名探偵コナン」とのコラボも行われており、こういったコラボをきっかけに足を運びたくなる人も多いと思います。
ちなみにコナンとのコラボで謎解きができるのですがけっこう楽しめたので時間がある方はぜひ挑戦してみてはいかがでしょうか。
そして15日からはバイカルアザラシの赤ちゃんが公開され、貴重なゾウギンザメの展示も今なら見られます。
珍しい生体に会えるチャンスなのでぜひ足を運んでみてください!
今回は特別展、有料プログラムと盛りだくさんで長文でしたが、最後まで読んでいただきありがとうございました 。