他とは一味違う様々な企画展を行うことで有名なサンシャイン水族館。
今回はその変わった企画展の中でも一際異彩を放っている「もっと♡性いっぱい展」のご紹介と、
現在期間限定で開催されているクラゲにフォーカスしたバックヤードツアーを紹介します。
どちらも内容の全てを公開しないように紹介していますので、参加をご検討されている方もぜひ参考にしてみてください。
※とはいえ多少のネタバレはあります。ご注意ください。
もっと♡性いっぱい展
名前からして強烈ですが、その名の通り生き物の「性」に着目した企画展。閉館後(現在は18時閉館)の館内で、通常時の解説にはちょっと刺激が強すぎる生き物たちの生殖行動や生態の秘密を、バラエティに富んだ特別仕様の解説で知ることができます。
料金は2400円と通常時の入場料と変わらないお値段。
ちょっと高いと思うかもしれませんが、照明の暗さや色が違うだけで、基本的に通常時の常設展をすべて楽しむことができる上、特別仕様の解説も楽しめるので全然ありだと思います。
年パス持ちの方は半額の1200円で入ることが可能。
詳しい入場方法などはこちらをチェックしてみてください。
入場の際には袋とじと「愛のトキメキ♡プロップス」という想像力を掻き立てられる形のカードのようなものが貰えます。
袋とじの中身は刺激強めなので人目のないところで開けましょう。
中身はヒ・ミ・ツ
そして館内に入るとさっそくツンツンの壁と呼ばれるパネルが登場。
(写真真ん中の人が立っているところにあるやつ)
ツンツンの壁・・・名前からして怪しいですが、何を隠そう先ほどのプロップスを差し込める壁型の解説展示です。プロップスを差し込むとその生き物の特定の部位の感触がわかるようになっています。
ちなみにここではトラフザメの”アソコ”の感触が体験できます笑
非常に面白い展示だけど体験の仕方の癖が強い・・・!!
写真手前に頬を赤らめながら壁をツンツンしている女性のイラストが見えますが明らかに確信犯です。
楽しみ方の紹介も明らかに狙っています笑(言及はしませんが
とはいえふざけているだけではありません。解説(内容)は真面目で普通に読んでいて面白いです。
タイミングもありますが、解説の前にはけっこう人が集まっていて並んで待つみたいな場面が時折あります。そんなときにはすぐ横にある簡易版でも同じ解説が読め、同じツンツン体験ができますのでこちらも利用していきましょう。
簡易版では壁ではなく無機質な箱(写真の台の上に置いてある白い箱)でツンツン体験が可能。
ちなみにツンツンの壁は館内に3箇所あるのでお見逃しなく。
こちらは”性”解説パネル。
目の前の水槽に入っている生き物の生殖行動や性にまつわる生態を、キャッチーなイラストと文で紹介しています。文のセンスが本当に良くて?面白いです笑
こちらのパネルは館内の至る所にあるのでお見逃しなく!
こちらも館内の至る所に設置されている生き物〇〇動画。
生き物の「お取り込み中」の動画が永遠と流れています。
どうお取り込み中なのかって?
それは察しの良い皆さんならもうおわかりですよね?
ツンツンの次はこれ!クンクンの壁!
オタリアとコツメカワウソのアピール臭を嗅ぐことができる解説展示です。写真は例にもよって簡易版。
臭いの方はというと・・・
マスクしてたせいもあってあまりわからなかったです(すいません今度はもっと吸い込みます
こちらは特設水槽。
見た目があれな生き物たち特集みたいな感じですね()
フジツボがなぜここにいるのかは実際に行って解説を読んでみてください!
場所は変わって屋外。
最後に登場するのはシロナガスクジラのアレの原寸大レプリカ。
サンシャインの目玉であるペンギン水槽の下に”鎮”座していました()
モザイクの向こう側が気になる方はぜひ足を運んでみてください!
とまぁ解説のバリエーションはこんなところです。
内容に関してはここに載せていないものがまだまだたくさんあるのであとは参加して要チェック!
ちなみに一部の水槽はピンクの照明に照らされ、妖艶な雰囲気を纏ってムーディーな空間を演出。
通常時とは違う館内の雰囲気もこの企画展の醍醐味。館内BGMにはある生き物の求愛の鳴き声が響き渡っています笑
ということでちょっとだけムーディーな空間を紹介。
まずはラグーン水槽。
7月に公開してばかりの新エリア「海月空感」もこんな妖艶に。
ちなみに通常時はこんな感じ。
海月空感だけでなくクラゲのエリアは全てピンキー仕様になっていました。
外のイルミネーションもめっちゃムーディー!
ということで解説もライトアップも通常時とは異なるサンシャインの新イベント「もっと♡性いっぱい展」。気になった方はぜひ足を運んでみてください!
カップルは盛り上がりそうですね。
byぼっち参加勢
バックヤードツアー クラゲver
こちらは9/14〜から始まったバックヤードツアー。
コロナの影響でサンシャインはこういったイベントをずっと開催していなかったのですが、満を持して特別verで期間限定復活!
入館料(年パス)に500円追加すれば参加可能で1日3回(11時、14時、16時)開催。
各回定員10名とそこまで参加できる人数が多くないので注意。
ちなみに9/30までというわずか2週間ほどの期間限定イベントなので参加したい方はお早めに!
詳しくはこちらをチェック
では早速どんな内容なのかをご紹介
集合場所からさっそくバックヤードへ!
ここは場所的に恐らくクラゲエリアの裏だと思います。フェンスの奥に見える水槽に入っているのはインドネシアシーネットルというクラゲ。
現在は表に展示されていない種なのでちょっとラッキーな気分。
続いて予備槽室。
ここは生き物たちを繁殖や育成をはじめ、展示デビューする前の子を慣らしたり病気の子を治療したりと様々な役割を持つ部屋だそうです。
こちらは今回のバックヤードツアーのメインでもあるクラゲの赤ちゃんたち。
こちらはアオリイカ。
イカ自体は館内にも展示されていますが、バックヤードに控えている子が見られて筆者は興奮していました笑
ちなみにクラゲやイカ以外にも展示されていない生き物たちを数多く見ることができました。
予備槽室を一周したらクラゲの餌「アルテミア」についての解説タイム。内容を紹介してしまうとスタッフさんの役割がなくなってしまうのでここでは割愛。
ちなみにこちらはアルテミアの卵。
乾燥した状態で缶に入っててビックリしました。
クラゲの餌についての解説を聞いたらお次は調餌室へ移動。
ここではクラゲの生活史についてのお話が聞けました。
ストロビラ?エフィラ?なんぞやという感じだと思いますが、どれもクラゲの成長段階にあたるもの。
どういった過程で私たちがよく目にするクラゲになるのかはぜひ参加して確認してみてください。
最後にはある驚きの能力を持ったベニクラゲも見せてもらいました。
どんな能力かは参加して(以下略
とはいえこちらも館内では展示されていない種なので良いもの見られた感があります。表に出ていない生き物を見られるのもバックヤードツアーの醍醐味ですね!
ということであっという間の20分。
バックヤードツアーは体感一瞬で幕を閉じました。
自分は初日に参加したのですが、長いイベント自粛後初のツアーだったので、スタッフさんがこうやって皆さんに生き物を解説できる日をとても楽しみにしていました!と目を輝かせておっしゃっていたのがとても印象的でした。
皆さんもぜひ、スタッフさんの熱い情熱を受け止めにバックヤードツアー参加してみてはいかがでしょうか!