都内の水族館レポ第9弾!
今回が都内最後の水族館となります。
東京都だけで9館もあるのがまず驚きだと思いますが、
その最後に紹介するのはすみだ水族館です!
タイトルにもなっている通り、
ここはペンギンへの愛が強い水族館です。
50羽以上いるペンギンたちには名前が付いていて、飼育員さん達は全部名前を覚えています。
よくカラーバンドの色がそのまま名前になっているところがありますが、すみだはちゃんと可愛らしい名前がそれぞれの子に付けられています。
また、餌をあげる際にも誰が何尾魚を食べたかなどを飼育員さん同士が声出しをしてチェックしているので、フィーディングタイムは見ていて面白いです。
他にも、ペンギン総選挙というイベントも実施していましたし、ペンギンの話題が尽きない水族館です。
では、ペンギン以外はどうなんだってなりますよね?そこはこれから見ていきましょう!
基本情報
料金 大人2050円
高校生1500円
小・中学生1000円
幼児(3歳以上)600円
営業時間 9:00〜21:00
休館日 なし(メンテナンスやイベントにより休館の可能性あり)
アクセス とうきょうスカイツリー駅すぐ
押上(スカイツリー前)駅 直通徒歩5分
URL https://www.sumida-aquarium.com/
アクセス詳細
とうきょうスカイツリー駅には改札が2つあるので、それぞれの改札からの行き方を紹介します。
まずはこちらの改札から
改札を出たら左手に開けた場所があります
奥にエスカレーターが見えるのでそこを目指しましょう。
エスカレーターまで進んだら上へ。
エスカレーターを乗り継いで行くと写真の場所に到着します。
ここまで来たら左に進んでください。
すると左手にすみだ水族館へのエスカレーターが見えてくるので、これを上ったら到着です。
続いてはもう一個の改札。
目の前にエスカレーターがあるので上っていきましょう。
上ってソラマチに入ると、斜め左方向にエスカレーターがあるので4階まで上ってください。
4階まで上がって外に出ると左手側にすみだ水族館のエスカレーターがあるので到着です。
続いては押上駅からのアクセスです。
スカイツリーへの案内に従って進んで行くと写真のエスカレーターが見えてくるので上がってください。
2階まで上がったら道なりにまっすぐ進んでいってください(けっこう歩きます)。
生鮮食品のコーナーまで進んだら写真のエスカレーターがあるので、
あとは先程紹介した通り4階まで上がり、外に出て左手に見える水族館のエスカレーターを上がって到着です。
館内レポ
入場ゲートを通り、
2階へと向かう階段を上っていくと徐々に姿を見せてくるのがこちらの水槽。
圧倒的な水槽美です。
最初のエリアは淡水魚のエリアになっているのですが、ここに展示されている水槽は水草のレイアウトが綺麗でどれも眼を見張る美しさです。
水族館というよりアート作品のギャラリーのような洗練された水槽が並びます。
すみだは水槽の中の世界だけでなく、水槽そのもの、ひいては水槽のある空間そのものを楽しめる水族館という印象が個人的に強いです。
その特性は次のエリアのこの水槽にも現れています。
ミズクラゲの水槽なのですが、
背景にクラゲとリンクした映像が投影されていて幻想的な雰囲気を演出しています。
ここまでの写真のように、
すみだの水槽は一歩引いて全体像を見て楽しむのもオススメです。
まぁ人が少ない時じゃないとなかなか難しいので、平日の遅い時間帯を狙って水槽を楽しんでみてはいかがでしょうか!
水槽にしか触れてきませんでしたが、
すみだはクラゲにも力を入れています。


常にミズクラゲの成長段階を0日〜20日まで展示していて、あまり見ることのできないクラゲの成長過程を細かく追うことができます。
クラゲの展示種類も多く、
都内で1番多くの種類のクラゲを見られます。
そしてクラゲエリアの奥には配列が美しい小さな水槽群が。


それぞれの水槽の中には、
変わったファルムの魚や色鮮やかな小さな魚たちが展示されています。
先程の水槽が並んだ壁面の反対側には、
ダイオウグソクムシの展示も。
そしてこのエリアを抜けると大きく開けた場所に出ます。
そこで存在感を放っている水槽がこちらの東京大水槽。大水槽とだけあってこの水槽は1階にまで続いています。
悠々と泳ぐシロワニが印象的!
この大水槽も素晴らしいのですが、
すみだのメイン水槽はやはり2階からも見えるこちらの水槽。
そう、ペンギン水槽です。
1階のほとんどを占めていて2階からもペンギン達が見えます。
屋内でここまで大型の天井開放型ペンギン水槽というのはなかなかありません。
そして地味にすごいのが屋内にも関わらず、ペンギン独特のあの臭いがほとんどしないということ!
館内に良い香りを流しているというのもありますが、頻繁に掃除しているのを見かけるのでその賜物なんでしょうね。
さて、ペンギンはまた1階で触れるとして2階を見ていきましょう。
2階にはこれまた美しいオブジェのような水槽が並びます。
壁にはまっている水槽だと奥にいる魚が見えなかったりするので、360度どこからでも見られるのは嬉しいです。
魚からすると周りの視線が気になってしょうがないと思いますが。。。
そしてここの水槽群で最も目を引く水槽はやはりこちらのチン、ニシキアナゴの水槽。
少ししゃがんで底面からの視点で見ると圧巻です。
これだけたくさんのチンアナゴがいる水槽はなかなかないので、すみだでも名物水槽みたいな扱いになっています。
毎年11月11日のチンアナゴの日に、ニコニコ生放送でライブ配信しているのもこの水槽。
2階を堪能したら次はペンギン水槽の上を通っているスロープを降りていきます。
ペンギン達の水槽はもちろん、オットセイの水槽もスロープから覗くことができます。
何やら色の違う床が見えますが。。。?
ちなみに1階からオットセイを見るとこんな感じ。
水槽の前に机があるので、くつろぎながらオットセイが泳ぐ姿を楽しめます。


そしてこちらが先ほどの床の正体。
オットセイトンネルと言って天井、つまりさっき見えていた床が透明になっています。
夜じゃない限りオットセイは割と活発なので、日中なら彼らの泳いでいる姿を下から覗くことができますよ!
そして運が良ければオットセイが突然館内に現れて散歩するところも見られるかも!?
というのも公式なイベントとしては行なっていなくて、あくまでもオットセイの体調や機嫌を優先したイベントになっているからなんです。時間などは公開されていなくてゲリラ的なイベントになっているため、HPにも館内にも案内がありません。
ただ、個人的な経験として11時、14時、17時台に行なっている印象があるので、見たい方は参考にしてみてください。
あくまで不定期なのでない場合もあることを念頭に置いてくださいね!
さて、スロープを降りていくとペンギン達もこの距離で見られます。
ちなみにこの写真はご飯をいまかいまかと待っていて、スタッフ用のドアの前にペンギンたち集まっている様子です笑
1階に完全に降りれば、
水中をのびのびと泳ぐペンギンたちの姿も見られます。
ペンギンに力を入れているのはわかりましたが、
すみだには他にも力を入れている生き物がいます。


それがこの金魚たち!
屋台風のディスプレイや、上部が解放されている金魚の水槽などが多々あります。
金魚は自然界にいる魚ではないので、水族館ではあまり見かける機会がない魚ですが、すみだでは力を入れていてかなり多くの種類の金魚を展示しています。
というのもスカイツリーや浅草は日本を代表する観光地で外国人観光客も多いため、すみだ水族館が入っているソラマチでも日本の文化に重きを置いています。
そのため、すみだ水族館にも江戸リウムといって日本風の展示エリアがあり、そこで日本に所縁のある金魚を展示しています。
こちらの写真に写っている水槽、全て金魚が入っているから驚きです。
また、意外と面白いのがこのパネル。
金魚の種類がどのように増えていったのかが細かく書いてあり、見ていると発見があって面白いです。
そして1階で忘れてはならないのが2階から見えていた東京大水槽!
下から見るとその大きさが際立ちます。


大水槽が見られる場所は他にも!
大水槽の横から伸びているスロープの途中には、アクアスコープといって大水槽を覗き見られるような窓があります。
暗い場所にあるのでわかりにくいですが、ぜひ覗いてみてください。
スロープに戻り、進んでいくと万華鏡トンネルに繋がります。
モザイク状の鏡が張り巡らされたトンネルは、季節によってプロジェクションマッピングなどでデコレーションしていて、写真を撮る人が後を絶たないスポット。
ちなみに右の壁の水槽にはクラゲが入っています。
このスロープを上がると2階に戻り、
館内の紹介はこれで終わりです!
ただ、すみだ水族館にはまだ紹介していない他の館にはあまりない特徴が一つあります。


それがこちら。
もうこれまでの写真でお気付きの方もいるかと思いますが、すみだはとにかく座れる場所が多いんです。
しかもほとんどの場所が水槽を見られるようになっています。
水槽の前に座れる場所がある水族館自体は珍しくもないですが、ここまで椅子が多く、色々なところに設置されている水族館はなかなかありません。
館内にはペンギンカフェというカフェもあるので、
ぜひドリンク片手にお気に入りの場所を見つけて、綺麗な水槽と生き物を眺めながらゆっくり過ごしてみてはいかかでしょうか。
まとめ
すみだは貴重な生体展示こそないものの、水槽の魅せ方に関しては都内でもトップクラスです。
館内レポで紹介したように水族館というより近代美術館に近い感覚すら覚えます。
また、貴重展示がないと言えども(シロワニが回遊する)大水槽あり、ペンギンあり、クラゲありと、一般の来館者が求める水族館の人気者は大体揃っています。
とくにペンギンとチンアナゴの展示は良く、すみだのアイドル的存在でもあるので、この2種が好きな方は訪れて損はないと思います。
そしてこの館で特筆するべきはやはり椅子が多いということ!
様々な水槽の前に椅子が設置されていて、水槽を気軽にゆっくりじっくり見られるようになっているのが素晴らしいです。
あと金魚の展示に力を入れているのもこの館の立派な特色です!
ただ、ペンギンやアシカはいるもののショーのような派手なイベントなく、イベントとして行われているのは人気生物のフィーディングタイム(餌あげ)がメインです。
また、館の規模もそこまで大きくないのでその点だけは頭に入れておいてください。
その一方、水族館の雰囲気をゆっくり堪能したい!癒されたい!
という方にはうってつけの水族館なので、そういった目的で水族館に行きたいなと思っている方はぜひ、足を運んでみてください!
最後まで読んでくださりありがとうございました。