水族館好きの水族館ブログ

めざせ!全国制覇!日本全国まったり水族館巡り

【しながわ水族館】アザラシが飛ぶ!?姿も見られる充実の総合型水族館

都内の水族館レポ第6弾!

 

今回は品川区にある「しながわ水族館」です。

品川といえばアクアパーク品川を思い浮かべる人が多いと思いますが、

実はしながわ水族館の方が10年以上先にオープンしているんです。

 

サンシャインのような大幅なリニューアルをした館や最新技術などを投入した比較的新しい水族館が多い都内では珍しく、良い意味で昔ながらの形を残している水族館なので個人的にはかなりお気に入りの水族館です。

 

ちなみに管理運営はサンシャインを運営している会社なのでサンシャインの年パスを見せると20%割引になります。

 

そんなしながわ水族館、都内では珍しいイルカショーやアザラシのショーを行なっており、規模も都内の水族館の中では大きくかなり楽しめる水族館となっています。

 

ということでさっそく館内の方を見ていきましょう!

 

 

 

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基本情報

入館料  大人1350円

     小・中学生600円

     幼児(4才以上)300円

     65歳以上1200円

     その他特別料金あり

営業時間 9:00〜17:00

     入館は16:30まで

休館日  火曜日(長期休み、GWは開館)

アクセス 大森海岸駅から徒歩約8分

     大井町駅から無料送迎バスあり

URL   https://www.aquarium.gr.jp/

 

今回も最寄り駅からのアクセスを紹介しておきます。

改札を出たら左手すぐのところに歩道橋があるので渡りましょう。

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この階段を登ったら右ではなく正面に渡ります。向こうに渡ったら渡ってきた歩道橋から見て左側に降り、道路に沿って直進しましょう。

(写真の日本橋 品川方面の矢印の方向)

 

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まっすぐ進んでいくと写真のイルカのオブジェが見えてくるので、ここを右に曲がって進んでください。

 

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ちなみに進んでいる途中、左手側にバス停があります。

大井町駅としながわ水族館間の無料送迎バスを利用する場合、ここのバス停から乗降してください。

 

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バス停を左手に見ながら進んでいくと別れ道があるので、ここを右に進んでください。

 

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するとしながわ水族館に到着です!

 

 

館内レポ

館内に入ってまず目に入るエリアがこちら

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日本の淡水域に生息する生物が展示されているエリアで魚から水鳥、ヤモリ、ヘビまで展示されています。

 

中央の木が特徴的ですがこの木の至る所に小さい窓があり、ヤモリやヘビが見られるようになっています。

 

ただ、覗き窓が高い場所にあったり床すれすれのところにあったりしてやや見辛いのがもったいないです。発想としては面白くて子供は喜びそうなんですけどね。

 

そしてこのエリアの次に見えてくるのが東京の海に棲む魚たちの水槽です。

 

ここには面白い水槽が何個かあります。

中でもインパクトがあるのがこちらの水槽。

 

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写真の通り定期的に波が流れ込んでくる仕掛けが施されています。自然界ではごく当たり前の光景ですが水族館ではなかなか見かけないですよね!

 

波が来た時魚たちは海中でどのような影響受けるのか?はたまた受けないのか?実際に足を運んで見てみてください!

 

ちなみにこのエリアには潮の満ち引きを再現した水槽もあり、スイッチを押すことでその変化が見られます。

 

ただ、徐々に水位が変化するので先ほどの波の水槽と比べるとこちらは少々地味です。

それでも自然現象を再現した水槽なので見ていると面白いですよ。

 

そしてこちらも同じエリアにあるユニークな展示

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品川の海岸を再現した水槽なんですが見ての通り背景が斬新ですよね!

東京湾にはこんな生き物たちが暮らしていますよ!ということをわかりやすく展示しています。

 

どの水族館にも◯◯の海といった特定の海域を再現した水槽はありますが、陸上の背景まで再現した水槽はなかなかありません。

 

そしてこのエリア、実は海水水槽なのにどれも水位が低いんです。そんな特筆して書くことか?と思ってしまいますが意外と珍しいんですよ!

 

というのも淡水水槽の場合、よりリアルな生態環境を表現するため川と隣接している陸地の環境も同時に表現することが多いんです。

そのため、水位を低くして植物や爬虫類といった魚類以外の展示もすることがよくあります。

 

一方海の水槽の場合、外洋に行ってしまえば陸地との関係はあまりなく、海の中だけで生態系がある程度補完されているので海中だけを表した展示がほとんどです。

 

しかし、このエリアでは自然現象や海とはあまり接点のない陸地の様子までも再現し、来館者にわかりやすく見せています。

そのため海水水槽としては珍しく、どの水槽も水位が低く設定されていてなかなか斬新な展示になっているというわけです!

 

東京の海のエリアを抜けると道が分かれています。正面にはイルカ・アシカスタジアムがあり、右手には水槽郡、左手にはペンギンやアザラシの展示があるエリアに繋がっています。

 

今回訪れた時はちょうどイルカショーの時間が迫っていたので僕が足を運んだ順にイルカショーから紹介していきます。

 

イルカショーを都内で見られるのは品川にある2館だけ!イルカショーにかなり力を入れているアクアパークと比べるとやはり派手さではどうしても負けてしまいます。

 

ただ、こっちはこっちで全く違う雰囲気のアットホームなショーなので普通に楽しめます。

 

それになんと言ってもしな水(しながわ水族館の略称)のイルカが可愛い。。。

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人懐っこいのかショーの注意事項を説明しているお姉さんに構ってくれと言わんばかりの猛アピール!

 

ショーの最中には出番のない子供イルカが自分も目立とうと水槽に張り付いていました笑

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そんな人懐っこい可愛いイルカたちもショーで自分の出番が来るとしっかり技を決めてくれます!

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これがいわゆるギャップというやつですね笑

 

ショーは観客参加型のもので合いの手やウェーブなどをショーの前にレクチャーしてもらい、ショーの最中にイルカたちと一体となって楽しむというものでした。

 

この手の参加型のショーは大人だけで来ると少し恥ずかしいかもしれませんが恥を捨てて思いっきり楽しむのがオススメです!

 

またスタジアムの名前にもなっている通り、アシカショーもここで行われますのでタイミングが合った方は観覧してみてはいかがでしょうか。

 

そしてそんなイルカに関して嬉しいニュースがあります。

なんとイルカの妊娠が確認されたそうです!

そのため、6/5から出産、育仔が安定するまでイルカ、アシカともにショーを中止するそう。

イルカを目当てに訪れる際は期間に注意してくださいね。

 

そしてショーも見終えイルカスタジアムからペンギンの展示エリアへ

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しな水で展示されているペンギンはマゼランペンギンです。都内でマゼランペンギンが見られるのは「すみだ水族館」とここだけ!

関東に範囲を広げても見られるのは八景島と今あげた2館だけです。

 

日本でよく目にするペンギンの中では見分けがつきにくいと定評のあるフンボルト属のペンギンなので、見たことがあると勘違いしている方も多いと思います。

 

その見分け方は。。。

また別の機会にペンギンの記事を書きますのでその時に笑

 

ペンギンのエリアを抜けて奥に進むとアザラシ館に着きます。

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水中のアザラシも良いですが陸に上がって毛が乾燥したふわふわのアザラシもたまりません。

それにしてもナイスカメラ目線!

 

そしてここでは都内唯一にして全国的にもあまり見られないアザラシのショーが行われます。

 

ショーはアザラシの解説から始まり、終盤には珍しいパフォーマンスをするアザラシの姿が見られます!

 

そしてその中でも特にすごいのがタイトルにもなっているこちらのジャンプ!!

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。。。ん??飛んでるか?

と思った方、とても素直なリアクションです。

 

たしかにパフォーマンスを肉眼で見ても飛んでるのは本当の一瞬です。

しかし、普段海中を眠そうに泳いでいるあのアザラシが!こんなにもアクティブな姿を見せてくれるのだからインパクトはすごいです!

 

とてもワイルドな一面を見せてくれるアザラシですが、もちろん可愛いところも見せてくれます。とくに陸を這って移動する姿はたまりませんよ!

(写真でお伝えできないので紹介できないのが残念ですが。。。)

 

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さらにショーの最後にはしな水のマスコットキャラクター「しなフィン」のぬいぐるみを抱えたアザラシのシャッターチャンスもあります!

 

兎にも角にもアザラシが飛ぶ姿なんてなかなか見ることができないので、訪れた際にはぜひアザラシの勇姿を見てあげてくださいね!

 

と、ショーだけでも十分楽しめるのですがアザラシ館の魅力はショーだけではありません。

 

実はアザラシ館、下に降りられるようになっています。そして下に降りてみるとこんな光景が。。。

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そう、360度アクリルに囲まれた通路があるんです!

 

これによってアザラシを上からも下からも横からも見られるようになっています。

いやーこの水槽はいつ見ても感動してしまいますね。

 

トンネル水槽自体は他の水族館でも見かけますが地面まで透明なものはなかなかありません。

なのでアザラシ館に足を運んだらショーだけではなく、ぜひ下にも降りてアザラシを身近に感じてみてください。

 

そして屋外のエリアはここまで!

館内の順路に戻り進んでいくと大きな窓から水面が見えます。

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人影のようなものが水面下に見えますが気になる気持ちを一旦抑え、水槽を横目に下のフロアへと続く階段を降ります。すると。。。

 

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大きな水中トンネルが!

先程上の階から見えていた水面はこの水槽を上から見たものだったんですね。

 

大小様々な魚からウミガメまで泳いでいてなかなか幻想的な光景が楽しめます。

 

実は魚類が見られる水中トンネルもイルカショーと同じで、都内ではアクアパークとしな水の2館しかありません。

 

アクアパークの方が大きくてインパクトがあるのですが、しな水の方は通路が狭く、コの字型のトンネルが大水槽に突き出た構造をしています。

そのためトンネルの中腹では上左右だけでなく前後にまで水槽が広がっており、より水中にいるという没入感が得られて個人的には好きです。

 

そんな幻想的なトンネルを抜けて進んでいくとクラゲの展示があります。

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ライトによって色が移り変わるミズクラゲも綺麗ですが左のカミクラゲもなかなか美しいですよね。

 

そしてこのエリアにはタッチプールも!

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ガラ・ルファ(ドクターフィッシュ)や小型のエビが入っていて手を入れると寄ってきます。

体験したことがある方なら共感してくれるかと思いますが、ガラ・ルファは何回やっても気持ち良いですよね。

水族館で見かけたら必ず手を入れてしまいます笑

 

ちなみにタッチプールでガラ・ルファが触れる水族館は都内だとここだけ! というか水族館でこの体験ができることを知らなかった人も多いと思います。

なんなら大衆浴場とかの方が見かける機会が多いですからね。

 

初めて手を入れる時は少し怖いかもしれませんがそこを我慢すると新たな世界が開ける?かもしれないのでぜひ体験してみてください!

 

さて、先程のエリアを抜けて進んでいくと世界の淡水魚の水槽があります。

薄暗い森を再現した部屋はなかなか雰囲気が出ていて、ライトアップされた水槽が存在感を放ちます。

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立派なピラルクですよね。

大きくて綺麗なピラルクは本当に見応えがあります。さすが世界最大級の淡水魚!

 

この薄暗い森を抜けると少し変わった海の生き物たちが展示されている水槽群があり、オタリア(アシカ)の水槽もここにあります。

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僕が訪れた時はアザラシしか見えませんでした。隠れていたのか休憩中だったのかな?

 

また、このエリアにデンキウナギも展示されています。

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放電すると何ワット放電したのかがわかる面白い仕掛けが水槽に施されていて、クリスマスシーズンにはツリーの電飾と直結させて放電によって光るなんてイベントもありました。

 

なかなか狙って見られるものじゃありませんが、訪れた際にはしばらく観察してみてはいかがでしょうか。

 

そしてこのエリアを一番奥まで行くとホールにたどり着きます。

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ここはイルカスタジアムの下にあたる所で水中で泳ぐイルカの姿を窓から眺めることができます。

 

ただ、先ほども書いたようにイルカの妊娠が確認されたのでここの窓も6/5から封鎖するようです。

イルカにストレスを与えずに出産してもらうためにはこれが一番ですからね。壁の外から暖かく見守ってあげましょう!

 

そしてこのホールを抜けると最後の展示が。。。

 

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それがこの大迫力のシロワニ!!

名前はワニですが見ての通りサメです。シロワニは成長すると4m以上にまでなるので存在感があります。サメというだけでも興奮しますが巨大ザメとなるとさらに興奮してしまいますよね。

 

ちなみに500種以上いるサメの中で、人との事故が5番目に多いサメらしいです。ゆっくりとした泳ぎからは想像できないですが、歯の鋭さはその危険さを十分物語っています。

 

それにしても最後に一番印象に残りそうな生物を展示をしているのは驚きです。

こういった展示を最後に持ってくる水族館は意外とないので初めて見たときは新鮮でした。

おかげでサメの記憶が強く残っている来館者も多いんじゃないでしょうか。

 

まとめ

しながわ水族館は都心からのアクセスもしやすい中、規模もそこそこ大きいです。

 

また内容に関してもイルカ、アシカのショーから幻想的な水中トンネル、巨大なシロワニ展示。そして都内ではここだけでしか体験できないガラ・ルファのタッチプール、アザラシショーとエンターテイメントから展示まで幅広く楽しめる水族館になっています。

 

これだけのボリュームがあるにも関わらず、入館料が都心の他の水族館と比べると安いのも魅力的です。

 

建物や内装などに少々歴史を感じるかもしれませんが、総合的な充実度は都心の人気水族館にも引けを取りません。

と言うかそれ以上だと個人的には思います。

 

都内で水族館を存分に堪能したいという方にはオススメの水族館なので、ぜひ足を運んでみてください!

 

長くなってしまいましたが最後まで読んでくださりありがとうございました。

 

 

 

 

 

 

 

 

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