都内の水族館レポ第8弾!
今回は上野動物園の両生類爬虫類館です。
日本で一番知名度がある動物園じゃないでしょうか?
今はシャンシャンブームがすごいですよね。
そんな上野動物園ですが、
こちらも井の頭自然文化園のような水族館付属動物園です。
運営も葛西や井の頭と同じ都ですしね。
そして何を隠そう、上野は日本で最初の動物園でありながら、日本で最初に水族展示を行った施設でもあるのです。
当時は「観魚室(うおのぞき)」という施設だったのですが、
葛西臨海水族園が出来てから今の両生類爬虫類館になりました。
名前にもなっている通り、
魚というよりは両生類爬虫類がメインになっています。比率でいうと1:9くらいですかね。
まぁ淡水魚に関しては井の頭の水生物館や葛西の淡水生物館がありますし、海水の生き物は葛西が充実してますから、それらの施設ではあまり見られない爬虫類や両生類をメインに取り扱っているのだと思います。
前置きはこの辺にして、どんな生き物に出会えるのか、早速見ていきましょう!
基本情報
料金 一般 600円
65歳以上300円
中学生 200円
営業時間 9:30〜17:00
休館日 月曜日、12/29〜1/1
(月曜日が祝日、都民の日の場合
はその翌日が休日)
詳細はHPを参照
アクセス 表門:JR上野駅公園口から徒歩5分
弁天門:JR上野駅不忍口から徒歩5分
京成電鉄上野駅から徒歩4分
東京メトロ銀座線・日比谷
線上野駅から徒歩8分
都営地下鉄大江戸線上野御
徒町駅から徒歩10分
池之端門:東京メトロ千代田線根津
駅から徒歩5分
URL https://www.tokyo-zoo.net/zoo/ueno/
筆者が作成した展示生物リストはこちら
アクセス詳細
(表門へのアクセス詳細)
上野駅の公園口改札を出たら正面の信号を渡ってください。
信号を渡ったら右方向に道なりに進んでください。
写真の通りまで出たら真っ直ぐ直進。
すると上野動物園の入口(表門)が見えてきますので到着です。
館内レポ
まずは今回メインである両生類爬虫類館を紹介。
上野動物園は東園と西園に分かれていますが、両生類爬虫類館は西園の奥にあります。
入口を入ってまず飛び込んでくるのはこちらの水槽。陽光が差していて美しいです。
こちらの水槽の中には大きなオオサンショウウオがいます。
エントランスでオオサンショウウオを見たら、いよいよ両生類爬虫類が展示されているゾーンへ
中は温室になっており植物が生い茂っています。
まさに熱帯に飛び込んだような気分。
そして最初の水槽で姿を見せてくれるのは。。。
巨大なイリエワニです!
この大きさに圧倒される方も多いはず。もはや恐竜みたいですよね笑
先程のような大きさのワニはいませんが、両生類爬虫類館には何種類か他のワニたちもいます。
存在感を放っているのはワニだけではありません。色鮮やかなヘビや大きなニシキヘビだって見られます。
爬虫類続きでしたが、
両生類のカエルもけっこうな種類展示されています。
色鮮やかなカエルはもちろん、不思議な形をしたカエルたちもいっぱい展示されていて見飽きません。
そして一際存在感を放っているのがこの子
陸で生きる亀としては世界最大種の1種でもあるガラパゴスゾウガメです。
ワニには敵いませんが訪れた方は印象に残っている方も多いと思います。
さて、ここまで両生類爬虫類ばかりの紹介になってしまいましたが、魚ももちろんいます。
淡水魚の中では人気の高いアジアアロワナ。
鱗といいフォルムといい美しいです。
かなり近くまで泳いで来てくれるのでその美しさを充分に堪能できます。
こちらには見慣れない魚が。
なんだかナマズのような形をしていますが、
こちらはオーストラリアハイギョと言ってエラではなく人間と同じ肺呼吸をする魚なんです。
なので、時折水面に顔を出して空気を取り込みます。
そして先ほどのハイギョにもどこか似ているこちら。
グレーターサイレンと言うのですが、ぱっと見ドジョウのような鰻のような形をしています。
ですがこれ、魚じゃないんです。
では何なのかというと、
両生類に分類されていてどちらかというとメキシコサラマンダー(ウーパールーパー)に近い生き物です。
そう言われてみれば頭の部分はそれっぽい!
生き物は見た目で判断しちゃいけませんね笑
ということで、
両生類と爬虫類ときどき魚類を堪能したらこのエリアは終わりです。
出口を出ると隣に日本の両生類爬虫類の展示コーナーがあります。
展示されている生き物の種類は先のエリアと変わりないので、カエルやヘビ、トカゲなどが展示されています。
派手さは負けますが、カエルは何だかんだ日本の固有種が1番可愛く見えます。
最後に特別展示ハラペコロジーを覗いてみましょう。
こちらは12/28までの特別展示で、
両生類爬虫類の餌の食べ方や捕り方など、彼らの生態について詳しく知ることのできる展示になっています。
擬態して獲物を獲ることで有名なパンサーカメレオンや、
鳥類の卵のみを餌としていて、
卵を丸呑みするアフリカタマゴヘビなど!
不思議な生態を持った生き物たちを見ることできます。
両生類爬虫類の生態に興味がある人はぜひ、キャプションなどをじっくり読んでみてください。
駆け足でしたが、
これにて両生類爬虫類館の紹介は終わりです。
ただ、忘れてはならないのはここが動物園ということ!
まだまだ見るスポットはたくさんあります。
全部紹介するとキリがないので、水族館と関係の深い動物たちをピックアップして紹介!
まずは両生類爬虫類館へ行く途中に展示スペースがあるケープペンギン。
慣れていないとやや臭いが気になるかもしれませんが、その愛くるしい姿に免じてそこは愛で乗り越えてあげてください笑
そしてお次は普通の水族館ではなかなか見ることのできないホッキョクグマ!
知名度に反して水族館付属動物園などでしか見る機会がありません。
陸で毛が乾燥している姿は毛がふさふさしていて白さが際立ちます。
そしてこの展示は屋外からだけでなく屋内から、つまり水中の姿も見ることができるようになっています。
僕が訪れた時は残念ながら水に入ってくれませんでしたが、水中を泳ぐ姿は大迫力間違いなしなので、訪れた際は屋内からもチェックしてみてください。
他にも様々な場所にアクリルが張ってあり、
こちらの覗き窓が付いた餌場では、運が良ければ顔を突っ込んでいるホッキョクグマを見ることができます。
僕は外から突っ込んでいる姿しか撮れませんでしたが、この姿もなかなかシュールですよね笑
そして屋内展示室からはあの生き物の姿も?
そう、あの丸々としたフォルムの正体はアザラシ!
こちらはよく水族館で見かけるゴマフアザラシではなく、ゼニガタアザラシという種類になります。
そしてもう一種類、海獣界の人気者が。。。
カリフォルニアアシカです。
人間に興味を持っているのか、よく近づいて来てくれるのでとても可愛らしいです。
この子達の水槽の前にはいつも人がしゃがんで固まっています。
水族館と縁がある展示生物はもう一種!
最近、水族館のアイドル的存在へと地位を上げているカワウソです。
カワウソの展示スペースは二箇所ありますが、この写真のカワウソはコツメカワウソで「クマたちの丘」というエリアに展示されています。
もう一方の展示スペースにはユーラシアカワウソが展示されています。この二箇所少し距離がありますが、同じ施設で二種類のカワウソを見られる機会はあまりないので比較してみてください。
今回は両生類爬虫類館と水族館関連の生物の紹介だけでしたが、
ここでは紹介しきれない程たくさんの動物たちが上野動物園にはいます。
両生類爬虫類館と同じ西園にある小獣館には愛くるしい生き物たちがいっぱいいますし、
園内にはゴリラやクマなどの大型の生き物や、
動物園の人気者、ゾウやトラなどもいます。
とにかく広大で、園内を回りきった頃には足がヘトヘトになっていると思いますが、
紹介しきれなかった動物たちは実際に足を運んで見てみてください!
まとめ
あくまで動物園が主体なので水族館要素は少ないですが、両生類爬虫類館には充実した水族展示があります。
カエルやトカゲなどの両生類爬虫類自体は、最近では割とどこの水族館でも展示をしていて見ることができます。
ただ、ここまで充実したラインナップを揃えている水族館はあまりありません。
ましてや動物園でもこの種の生き物に力を入れている園はなかなかないので、上野は両生類爬虫類が好きな方や、これらの生き物を見たいという方にはうってつけの場所です。
この両生類爬虫類館だけでも貴重な施設なのですが、
上野ではこれらの生き物だけでなく、ホッキョクグマやアシカ、アザラシといった海獣類からペンギンまで展示しています。
そしてゾウやライオン、ゴリラといった動物園の人気者たちから希少なパンダまで見られます。
魚類以外の見たいという欲求はほとんど解消してくれるので、
とにかく動物が好きという方は訪れて損はないと思います。
そして訪れた際にはぜひ、他の動物園や水族館ではあまり見ることのできない生き物たちがいっぱいいる「両生類爬虫類館」に足を運んでみてください!
最後まで読んでくださりありがとうございました。