満を持して!ついにサンシャインのクラゲエリアが7/9に公開されました。
本来ならば4月に公開予定だったのですが、コロナの影響で公開が延期...どころか水族館自体を休館せざるを得ない状況が長く続きました。
そして先月の営業再開から1ヶ月弱...まだまだ安心できる状況ではないのですが、ついに新エリアの公開に漕ぎ着くことができました。
このリニューアルを待ち望んでいた方達(自分も含め)にとってはまさに待望の公開!
ということで早速、新エリア「海月空感」に行ってきました!
※ちなみに現在のサンシャインは年パスの方を除いて完全予約制ですのでご注意ください。詳しくはこちら↓
海月空感の目玉、圧巻のパノラマ水槽
入り口ですが基本は入場者数の管理をするためにかならずスタッフさんが立っています(写真撮った時はいなかった)。
自分が訪れたのは平日の夜だったので列はできていませんでしたが、写真のように待機列の案内も出ていました。
ちなみに休日の夜にも列はなかったです。
余談ですが入り口の横には写真のポスターが貼ってあります。
これは早稲田大学広告研究会の学生さんたちが大学生の集客増加・認知拡大という目的のもと作成したものらしいです。
「お客様、閉館のお時間です」という思わず時間の流れを忘れてしまう海月空感を的確に捉えたキャッチコピーが秀逸でした。
前置きが長くなってしまいましたが、思わず時間を忘れてしまう空感とは??早速入ってみましょう!
見よ、この大パノラマ...!!
国内最大級の14mにも及ぶ巨大クラゲ水槽は、思わず足を止めて立ち尽くすお客さん続出。もはや宇宙です。
本日7月9日天空の宇宙開びゃくの日~!天空のオアシスを宇宙にまでひろげたよ。古事記に最初に出てくる生き物はクラゲ「久羅下那州 多陀用幣流」⇒世界はまだクラゲのように漂っていた。ここから本当の天空のオアシス物語が始まるんやw。夏の夜はサンシャイン水族館へ来てな~!/展示プロデューサー pic.twitter.com/9xTXQhc6oz
— 中村元(水族館プロデューサー) (@kapaguy) 2020年7月8日
そしてこの水槽をプロデュースした中村さんの意図もまさに宇宙だったみたいです。いやーうまいこと考えますよね・・・さすがです。
照明と鏡とミズクラゲのコンビネーション自体は決して真新しい展示手法ではなく、むしろ王道なのですが、それらの要素のバランスがまぁ絶妙!!
そしてそれらをさらに特別なものにしているのがこのスケール感です。もうこんなのズルい!!(何がズルいんだって感じですが)
シンプルisベストとは言いますが、まさにそれを体現した水槽です。
シンプルなので照明の色が七色に変化したりしません!しかし、それがまた良い・・・最高・・・
おまけにクラゲ水槽の照明がこのエリアのメインの光源なので、まぁ写真が撮りやすいことこの上なし。
撮る場所によっては解説パネルだったりカーテン外の水槽が映り込んだりするのですが、基本映り込みはないので心おきなく写真が撮れます。
この暗さは没入感を狙ってのことなんでしょうが、写真を撮ることも考慮されて設計されていたら本当に頭が上がりませんね。ありがとうございます!
パノラマ水槽だけではない、これぞクラゲが主役の水槽だ!
そして新設の水槽はなんとこのパノラマ水槽だけではありません!
それがこちらのアカクラゲ水槽。
大きさのインパクトこそなけれど、洗練された美しさがこちらにはあります。
そして何が最高かって言うと水槽でもなく空間でもなくクラゲそのものが主役になっているところ。
新設されたクラゲパノラマ水槽はミズクラゲが美しく見えるように照明や背景の色にこだわりました。
— サンシャイン水族館 (@Sunshine_Aqua) 2020年7月10日
海月空感ではLEDで水槽の色がピカピカ変わるような派手な演出はしておりません。
シンプルにミズクラゲ本来の魅力を体感していただきます😁#毎日海月 #クラゲ pic.twitter.com/EUXxK8VsV6
こちらは先のパノラマ水槽についての公式さんの呟きですが、照明や背景がシンプルだったのはクラゲそのものの美しさを見せるためのこだわりだったんですね。
そしてこのアカクラゲ水槽は先ほどのミズクラゲ以上にクラゲ本体の魅力が引き出された水槽に個人的には見えました。
普段クラゲをいっぱい撮るわけでもなく、生き物としてもめっちゃ好きというわけでもない筆者ですが、この水槽では夢中になってクラゲ を撮っていました。
こんなにクラゲそのものを撮るのが楽しい水槽は初めてかも。
既存のクラゲエリアもパワーアップ
ここからは以前からあったクラゲエリアのリニューアルポイントを紹介。
水槽そのものは変化していないのでリニューアルに気づいてない方もいるかと思いますが、ここも進化しているんです!
まずこの既存のエリアの床が全面鏡面になっています。
これによって反射が起こって今までとは違った感じの写真が撮れるかも?
こちらの水槽も鏡面が生きていますし、心なしか水槽のアクリルが綺麗になっている気がしました。
真っ暗ですがこの空間は床だけでなく壁面も鏡面仕様に
そのため先ほどの空間に以前はあった解説パネルも、映り込み防止のためか移動して一箇所にまとまっていました。
この辺のこだわりは写真撮られることを明らかに意識している気がします。
こちらはおまけ。
海月空感の公開を記念していくつか限定のグッズが発売されているのですが、筆者はラムネを買って水槽の前で撮影して遊んでいました。
館内は飲食禁止なので飲むことはできませんが、訪れた記念にこんな写真も撮影してみてはいかがでしょうか?
今の見所はクラゲだけではない!?
クラゲばかりに注目されていますが(当たり前だけど)、実はここ数日で貴重なお魚たちが展示開始されています。


まずはこちら!
このお魚はなんと日本で一番名前の長いお魚で「ウケグチノホソミオナガノオキナハギ」と言います。
名前のインパクトもありますが展示している水族館も少ないみたいなので、クラゲ目当てで訪れた方もぜひチェックしてみてください!
クラゲエリア前のこちらの水槽群の中に展示されています。


そしてもう1種見ておきたいのがこちらのアカイカ型のアオリイカの稚イカちゃん!
アカイカ型と書いてある通りただのアオリイカではなく、成長するとレッドモンスターと呼ばれる5kg超えの大型イカになるイカの子供なんです。
サンシャインではどこまで成長できるのかチャレンジするということで10日から展示が開始されました。
かわいい上に貴重なのでこちらも要チェック!
ちなみに2種とも生体の状態によって展示が変わる可能性があるとアナウンスされているので、どうしても見たいという方はお早めに。
クラゲ以外の情報も載せてしまいましたが最後まで読んでくださりありがとうございました!
日本初繁殖のゾウギンザメの子供も展示されていて、いろんな意味で熱いサンシャイン水族館。
まだまだ安心できない情勢ですが、訪れる方は感染症対策をばっちりにして館内のルールを守って楽しみましょう。