水族館好きの水族館ブログ

めざせ!全国制覇!日本全国まったり水族館巡り

その世界観は唯一無二!?ショッピングモールにある水族館【アクアテラス錦ケ丘】

今回は「アクアテラス錦ケ丘」をご紹介。

あまり聞き馴染みがない水族館だと思いますが、こちらは宮城県にある水族館です。

仙台駅からのアクセスもそこそこ良く、宮城で知名度の高い「仙台うみの杜水族館」からも1時間圏内なので、はしごするにはもってこい!

 

そんなアクアテラス錦ケ丘ですが、水族館としては珍しくショッピングモールに併設されています。

ショッピングモール内なので決して大きい水族館とは言えませんが、唯一無二の独特の雰囲気と、他では見られない生き物たちが誘うアクアテラスワールドはとても魅力的。

ということで早速どんな水族館なのか見ていきましょう

 

 

基本情報

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入館料  大人1000円

     子ども(小学生以上)700円

     子ども(3歳以上)500円

営業時間 10:00〜19:00(最終入館18:00)

休館日  不定休(毎月1回)

アクセス JR愛子駅下車 徒歩20分または、バス約4分

     または

     仙台駅前・フォーラス前より愛子観光バス利用約30分

URL   https://aquaterrace.co.jp/

 

写真付き展示生物リストはこちら↓

www.tsukasa-aquarium.com

 

 

館内レポ

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入館するとウェルカムホールが広がります。

こことこの先に広がるショップエリアは無料でも入れるようになってます。

 

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チケットを購入したら入口から水族館に入場

 

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まず目に飛び込んでくるのはこちらの巨大タッチプール。

中にいるのはガラ・ルファことドクターフィッシュ。

 

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「生き物に対して「優しい人間になってほしい!」という考えの保護者様のご利用に限らせていただきます」というメッセージが存在感を放つ。

ただ、これは水族館においてはかなり重要な事だと思います。子供が水槽を叩いたり、タッチプールで生き物に対して乱暴な事をしたらしっかり注意する。

というよりそういった行動起こさせないようにするのは親の大切な役目です。

 

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このエリアには錦ケ丘に生息する淡水魚の水槽も。

それにしても素敵な街「錦ケ丘」アピールがすごい...!!

壁に貼ってあるポスターも然り、水槽下のキャプションにもアピールポイントが書いてあります。

 

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子育てに最高、最適な街、

錦ケ丘へようこそ!!

キャプションより引用

 

とはいえ子供に生き物を身近に感じて欲しいという点を売りにしているのはとても水族館らしくて良いメッセージ。

 

 

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他にはテラリウムの展示も。

生き物はいませんが見入ってしまう美しさ。

 

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そして先ほどのエリアを抜けるといよいよメインの展示エリア「ジャングルゾーン」

 

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大きな水槽がお出迎えしてくれます。

 

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中にはドラドやピラルク、ガーといった知名度の高い海外産淡水魚が。 

 

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先ほどの水槽の横には中型の水槽が並ぶ。

ちなみにこちらの水槽群の裏にも似たような展示ケースが並んでおり、爬虫類ゾーンとして公開されています。

 

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水槽には不思議な形の魚スポットナイフやアルビノセルフィンプレコなどなかなか見かけない魚が。

 

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基本的には一方通行ですが写真のような小さな展示部屋などが何箇所かあり、気になった箇所から周ることができます。

 

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隠れているカメレオンを探すといった面白い展示もありました。

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爬虫類ゾーンにある小さな展示部屋の中にはバーミーズパイソンという大型の蛇も。

ちなみに人気の生物にはこのように社員証(魚名板)が発行されています。遊び心があってとても面白いですよね。

 

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魚類だけでなく、両生類や爬虫類などバランスよく展示されています。特にカメ、トカゲが多い印象。

写真にもありますがサソリなんかもいます。

 

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中でも筆者が印象に残っているのはピラルクの稚魚。成魚にはない光沢感があってとても綺麗。

 

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水族館っぽくない不思議な雰囲気は先のエリアから薄々と感じ取れますが、この辺からアクアテラスワールドが全開になってきます。

水槽の形も不思議ですけど座れと言わんばかりの椅子の存在感も半端ない。

 

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ちなみに床が濡れているのは水槽の外面がウォーターカーテンになっているから。過去に水が溢れていると勘違いして報告してくださった方がいたみたいです。

まぁ水槽は見にくくなるしウォーターカーテンにするメリットはなんぞやという感じですがつっこまないでおきましょう。笑

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とはいえ椅子の左側にある 溢れていない水槽には、アルビノニジマス(左)やアルビノコチョウザメ(右)といったなかなか見かけることのできない貴重な魚が展示されているので要チェック。

 

先に紹介したアルビノセルフィンプレコもですが、この水族館にはアルビノ個体がかなり展示されている印象。

普段見慣れている魚もアルビノだと食い入るように見てしまいます。

 

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不思議な玉座の間(勝手にそう呼んでる)を抜けると素敵なレイアウトの壁面水槽が 。

 

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小型の美しい熱帯魚やイモリやカエルといった両生類も展示されています。写真はイベリアトゲイモリ。肋骨突き出し威嚇します!というキャプションがあってめっちゃ印象に残っています。

威嚇の仕方がぶっ飛びすぎ・・・どうやら皮膚を突き破って肋骨を出すみたい。ナ◯トの君麻呂かな

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中には古代魚と呼ばれるポリプテルス・デルヘッジも(左)。

この水槽ではありませんがポリプテルス・エンドリケリー(右)やプロトプテルス・アネクテンスと言った肺呼吸をする魚のバリエーションも錦ケ丘は豊富です。

 

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そしてここから雰囲気は一変。ファンタジーゾーンに突入!

手前の水槽には奄美オオウナギやナイフフィッシュが展示されています。

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そして先ほどの写真の奥にも薄っすらと写っていましたが、奥にはなんだこれはと言いたくなるような不思議な水槽が。

ちなみに中には金魚が展示されています。もはやアートアクアリウム。

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不思議な空間はまだまだ続き、次いで広がるのは美しい画廊。

 

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水槽内は鏡面になっており、無数に反射する水泡がとても美しい。ただこのエリアだけ魚名板がないのが少し残念。作品名やモデルと題して魚の名前を描いてもらえると個人的には嬉しいです。

 

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画廊を抜けると色鮮やかなディスカスの水槽。

 

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水槽ではなく魚の美しさが 際立ちます。

 

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華やかなエリアを抜けると海水魚の展示へ。

こちらの水槽には日本の海水魚が展示されています。仙台近海にいるクロダイやメバル、宮城の竹の浦湾にいるアイナメなど地域色の強い水槽がある一方、人気のカクレクマノミやデバスズメダイなど南の海にいる魚も展示されています。

 

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一個だけ湖に住む熱帯魚アフリカンシクリッドの水槽がありますがなぜここなんだ・・・

 

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先の水槽群の先には小型の水槽が置かれた小さい部屋が。とても暗く水槽の照明だけが頼り。

 

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ここではスタッフや地元の漁師の方が釣った魚を展示しているみたいです。魚名板(右の写真)によるとお客様の持ち込みも歓迎だとのこと。こんな感じでクスッとしてしまう魚名板や解説もアクアテラスの魅力。

 

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ずっと触れずにいましたがこのエリアに出るとまず目に入るのは実はこちらの錦鯉水槽&金魚球体水槽 。プロジェクションマッピングも導入してなかなか気合が入っています。

ちなみにこの水槽の近くには餌が入ってるガチャガチャがあって錦鯉に餌をあげることも。鯉たちは食欲旺盛なのか近寄ると餌くれ状態でめっちゃ愛らしい。

 

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そしてこの水槽の対面にはシャレオツなカフェが。

言葉では形容し難いアクアテラスワールドが爆発しています。

とはいえメニューはなかなか充実していて普通に美味しそうでした。

営業時間が11:30〜14:30(LO14:00)と短めなのでそこだけ注意。

 

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このエリアには他にもチン、ニシキアナゴがいる水槽や

 

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ナイフフィッシュ最大種であるチタラロピス(ボルネオナイフフィッシュ)

 

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マルソデカラッパなんかも展示されています。
 

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ファンタジーゾーンを抜けるとまた雰囲気はガラッと変わります。

くじや絵馬が楽しめ、ご利益がありそうな白い生き物が祀られています。

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神棚に祀られているのはアルビノのクロネズミヘビ。

「玉三郎」という名前がついてるみたいです(メス)。

クロなのにシロ、三郎なのに女の子。奥が深い。

 

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その横には金魚の展示エリアが広がる。

すみだを彷彿とさせる金魚系統図もあり面白いです。

 

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自分が訪れた時はやっていませんでしたが、金魚すくいやヨーヨーすくいといった縁日のようなイベントも楽しめるみたいです。

 

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また土日祝日にはこちらのエリアでふれあいイベントも開催している模様。フクロウやヘビといった水族館ではなかなか触れ合えない生き物と触れ合えるので、休日に訪れた際にはぜひ立ち寄ってみてはいかがでしょうか!

 

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そして最後に登場するのがこの水槽(?)

シュールで面白いですけどこれが最後!?!!?

 

まとめ

館内の雰囲気からこの水族館がいわゆる「普通の水族館ではない」というのは感じ取れたと思います。筆者が訪れた園館の中ではまさに唯一無二の存在(まぁどの園館も唯一無二ではあるのですがこの雰囲気はここだけ)。

世界観の強いこだわりは感じられるものの、めちゃくちゃ作り込まれていないところが良い意味で味を出していて、どこか憎めないそんな水族館でした。

 

とはいえ展示生物のラインナップはかなり充実していて、肺魚のバリエーションや他の園館ではあまりお目にかかれない海外産の淡水魚の数々は見ていて興奮しました。

魚類だけでなく熱帯の両生類や爬虫類が多くいるのも嬉しいポイント。また、アルビノ個体の多さや成魚の姿しか見たことのない魚の稚魚の姿(これは訪問するタイミングに左右されますが)など、水族館を巡っている筆者でも新鮮な展示が何個もありました。

 

そして忘れてはならないのがユニークなキャプションや魚名板。ほとんどの魚名板に豆知識やコールネームが書いてあり、読むと発見があるので普段あまりキャプション読まないよという方もぜひ読んでみてください。一言メモみたいな感じなのでサラッと読めますよ!

 

最初は独特の世界観に圧倒されてしまいますが、キャプションの工夫や展示生物のラインナップなど意外と抜け目がない・・・!!

ショッピングモールに入っている小さな水族館と侮るなかれ!仙台に立ち寄った際にはぜひ訪れてみてくださいね。

 

最後まで読んでくださりありがとうございました。

  

 

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