今回は横浜中華街にある「ヨコハマおもしろ水族館」を紹介!
こんなところに水族館!?と言う感じですが本当に中華街のど真ん中にあるので観光のついでに行くにはもってこい!
僕も初めて訪れる水族館なのでどんな展示があるのか期待が高まります。
なんと言ったって館名に「おもしろ」が入ってますからね!
ではどんなおもしろ要素が飛び出てくるのか、さっそく見ていきましょう!
基本情報
料金 大人(中学生以上)1400円
小人(4才以上)700円
その他割引あり詳細は公式HP
営業時間 10:00〜18:00
土日祝、長期休みやGWは20:00まで
休館日 年中無休
アクセス JR石川町駅中華街口より徒歩5分
東急東横線・みなとみらい線
元町・中華街駅2番出口より徒歩8分
URL http://www.omoshirosuizokukan.com/
写真付き展示生物リストはこちら
アクセス詳細
元町・中華街駅2番出口からの行き方を紹介。
地上に出たら写真の通りを直進します。
進んでいくと中華街の門が見えてくるので入って直進です。
少し進むと通りが二手に分かれているので左の通りを直進。
しばらく進むとビルに看板が出ているのでそこを左折します。
奥の建物の3階が水族館です。
館内レポ
おもしろ水族館
まず飛び込んでくるのが入り口正面にあるこちらの水槽
色鮮やかなサンゴやお魚たちが迎えてくれます。
そして入り口の水槽横には何やら見慣れない形の水槽が!
実はこちら、下駄箱を模した水槽になっています。
なぜ下駄箱なのかというと、
この水族館「学校」をコンセプトに作られているからなんです。
ホームページによると中国の小さな小さな南の島にある小学校をモチーフにしているとか
校則に見立てておもしろ水族館の楽しみ方を紹介している展示も入り口近くにあります。
書いてあることはけっこう真面目で、教育的に有効的なことが多く感心してしまいました。
そしてここに書いてあるクイズというのがこの館の非常に面白い取り組みの1つ。
おもしろ水族館のほとんどの水槽には、このように展示されている生き物に関しての3択クイズが付いています。
磁石を使った答え合わせなので不意に答えを見てしまう心配もなく、生き物を観察すればわかる問題がほとんどなのでなかなか面白いです。
そして忘れてはならないのが館名にもなっている「おもしろ」という要素。
他の水族館ではまず見られないであろう展示が多数あります。
ここでは食にフォーカスしたおもしろ水槽を一部ご紹介!
まずはこちら。
たこ焼きが焼かれている鉄板と一緒にタコが展示されています。
テーマは鉄板からの脱出といったところでしょうか
こちらは寿司屋をモチーフにした水槽に、実際寿司ネタとしてよく食べられている魚たちが展示されています。
水槽に海老天丼があるこちらはもちろんエビの水槽。
え、天丼のエビが伊勢海老じゃないって?
細かいことは気にしない気にしない
面白いのは水槽だけではありません。
券売機を模したこちらの展示も商品ボタンをよく読んでみると。。。
食にフォーカスしていないおもしろ水槽も多々あります。
とはいえただ面白いだけではないのがこちらの水族館。
学校の手洗い場に見立てたこの水槽では、
沖縄恩納村のサンゴ再生プログラムを紹介し、実際に沖縄から預かってきたサンゴを育て、成長したら海に返すという取り組みを行っています。
そして面白くもあり、斬新で勉強になるのがこちらの水槽。
一見、細長い魚が展示されているだけのように見えますが、
実はこの魚「ヘコアユ」と言って普段は常に下を向いている魚なんです。
ちなみに普通はこんな感じ(しながわ水族館のヘコアユ)
ではなぜ横を向いているのかというと
水槽の横に海の底を作っているため、そちらが下だと認識しているからなんです。
ヘコアユをこうやって展示している水族館は初めてだったので、思わず水槽の前で唸ってしまいました。
ここまでで十分個性大爆発ですが、
紹介したい水槽はまだまだあります!
まずはこちら!
水槽自体は顔を入れることのできる比較的よく目にするタイプの水槽ですが、展示されているのはオオグソクムシ!
ということは。。。
ここからやや閲覧注意!!
顔を入れると飛び込んでくるのは大量のオオグソクムシです笑
なかなかインパクトのある画が至近距離で飛び込んでくるので、苦手な方はお気をつけください。
そんなオオグソクムシですが、
こちらでは触ることもできます。
そしてグソクムシに関連する日本初公開の貴重な展示もあるんです!
それがこちらの白いオオグソクムシ。
写真がうまく撮れず皆さんにお見せできないのが残念なのですが、気になる方はぜひ足を運んで直接見てみてください!
続いて紹介するのはこちらの水槽。
何やら奥の水槽から真ん中のチューブを通って魚たちが泳いできていますが、水槽の下にはおさかな合唱水槽ショータイムの文字が。
まったく見当の付かないショーですが、
百聞は一見にしかず!まずは見ることに
さっそくショーが始まり、水槽を見ていると、普段奥の水槽で暮らしている魚たちがチューブを通って一斉に手前の水槽へと移動を開始します。
すると、魚たちは流れている音楽に合わせて水槽内のマイクに群がり、合唱を聞かせてくれるではありませんか。
一体どうなっているんだと疑問が浮上しますが、なぜ魚たちが水槽を移動し、マイクに群がるのかという説明は一切ないので、ただただショーがすごいで終わってしまうのがややもったいないところ。
魚の生態と絡めた説明があると尚良かったかなという印象です。
とはいえイワシショーを除けば、魚のショーなんて滅多にないので、新鮮さとインパクトは十分ありました。
さて、おもしろ水族館の展示もいよいよ終盤。
こちらは見るからに危険生物の展示とわかるコーナー。
主に毒のある生き物たちが展示されています。
動物園なら普通の光景ですが水族館だとなかなか新鮮です。
ちなみにどういう症状が出る毒で、刺された場合どういった対処が有効なのかがこちらのパネルに書いてあります。
そして危険ゾーンを抜けると最後の展示が
小学校をモチーフにした水族館というだけあって、最後に童謡「めだかの学校」の水槽が来るのはなかなか粋です。
赤ちゃん水族館
ということでおもしろ水族館はここまでですが、最初の校則の写真をよく読んだ方ならお気付きのはず!
ここにはもう一つ「赤ちゃん水族館」というものがあります。
こちらは名前の通り生き物の赤ちゃんがメインで展示されていて、幼稚園をコンセプトに作られています。
ということでさっそく靴を脱いで入園!
普段、水族館でよく見かける魚たちの赤ちゃんが解説付きイラストで展示されています。
こちらはアロワナとナヌカザメの赤ちゃん。
アロワナの赤ちゃんなんて初めて見ました。
アオウミガメの赤ちゃんも!
こちらは幼稚園の本棚を模した水槽。
小さい子供を対象としているだけあって下の水槽は大人だと見辛いです。
僕が来園した時は人がほとんどいなかったので思いっきり這いつくばって見ていましたが笑
そして広場の中心には今まで見たこともない驚きの水槽が
それがこの「すべり台水槽」
水槽というよりはすべり台として楽しんでる子の方が圧倒的に多かった印象ですが。。。
何とも不思議な光景です。
生体に負担とかはないんでしょうか?
そして驚くなかれ、
遊具水槽はもう一個あります。
それがこちらの「ジャングルジム水槽」
こっちの方は遊びながらちゃんと水槽も色んな方向から見られるので、子供たちには喜ばれそうな印象。
ということで展示の紹介は以上!
ちなみに赤ちゃん水族館にもクイズ付きの水槽が何個かあります。
おもしろ水族館と違って選択肢が2つなので難易度もより子供向けとなっています。
まとめ
館名に引けを取らないまさに「おもしろ水族館」でした!
しかもただ面白いだけではなく、解説パネルの充実度や展示生物について知れるクイズなど、来館者に興味を持たせる工夫が多かったのが良かったです。
ただ、おもしろ展示にウエイトが置かれてるいるため、生き物たちが本来暮らしている環境と水槽内がかけ離れているのが少し気になりました。
もちろんさほど大きな影響はないのだと思いますが、心の底からおもしろがることはちょっとできなかった。。。かな?
そして展示手法のメインが、水族館が誕生してばかりの時代に主流だった「汽車窓水槽」というものでした。
これは「壁面水槽」という壁にハマっているタイプの同サイズ水槽をズラーッと並べたもので、おもしろ水族館の水槽はほとんどがこれで尚且つ小型でした。
しかしそれによって、巨大水槽のようなインパクトはないものの、水族館の規模のわりにかなりの種類の生き物を見ることができます。
(公式HPによると400種10000匹もいるみたい)
しかも、基本1つの水槽に1.2種類しか展示していないため、魚名札と魚の一致が容易で名前が覚えやすい!
各水槽毎にクイズがあるこの館では非常に有効な展示手法になっていました。
ちなみに大型水槽だと魚名札と水槽内の生き物の一致がかなり難しく、名前を覚えずにあるいは間違えて覚えて水槽を去ってしまうことが多々あります。
皆さんもそんな経験あるんじゃないですか?
また、他の水族館ではあまり見かけることのない魚たちの赤ちゃんを、常時見ることができるのもここならでは!
ということで長いまとめになってしまいましたが、おもしろさと教育的な要素を兼ね備えた「ヨコハマおもしろ水族館」オススメです!!
他の水族館とは一味も二味も違う水族館を楽しみたい方はぜひ足を運んでみてください。
最後まで読んでいただきありがとうございました。